それでは前回に続きまして、査定依頼する不動産会社を

選ぶポイントをお伝えします。

 

※動画でご覧になりたい方は、下記のリンク先から
YouTubeチャンネルをご視聴ください。
https://youtu.be/9OQv2TUVVrY

 

売却を急いでいる場合は、訪問査定をお勧めしますが、

そうでなければ複数の会社に簡易査定を依頼してその

結果を比較し、それぞれの不動産会社の査定書の内容や

ホームページ等を確認した上で、依頼する会社を選ぶ事が

大事です。

選ぶためのポイントは、できれば３社に訪問査定を依頼し、

現地調査の時にそれぞれの査定方法やどういう項目を

チェックするのかを聞いてその内容を比較してください。

 

また、分からないことや気になる点は、チョットした事
でも遠慮せずに質問して、担当者がどのような説明をするか

確認してください。

後日査定結果がでたら、なぜその価格になったのか？
「査定額算出の根拠」を詳しく聞いた上で、担当者の
説明が「難しい内容でもわかりやすく丁寧か？」そして
「誠実な対応をしているか？」観察するようにして下さい。

不動産会社によって査定価格は異なりますが、一般的には
「３ヵ月から６ヶ月で売却できる価格」が目安となります。

中には媒介契約、いわゆる仲介の依頼を受託するために、
かなり高額な査定価格を出す会社もあります。

 

売出し開始後の反響がほとんどなく、大分たってから
価格を下げたため、売却期間が大幅に長くなるケース
もありますので、なぜその価格になるのか、しっかり
とした根拠に基づいているか確認することが大事です。

訪問査定の際に「見込み客がいるので媒介契約を締結
して下さい。」という営業トークをする会社がありま
すが、要注意です。

なぜなら、架空の見込み客がいるように見せかけて媒介
契約をせまる営業手法をとる会社が存在するからです。

もし本当に見込み客がいるとしても、あなたの物件を
購入してくれるとは限りません。
ほとんどの方にとって一生の中で一番高い買い物になる
不動産を買うかどうか？気に入るかどうかは、本人しか
分かりませんし、むしろ購入しない確率のほうが高いと
思います。

見込み客がいるかどうかよりも大事なのは、「その見込み
客が買わなかったらどうするのか？」「どんな売却戦略を
もっているのか？」という点です。

 

また、実際に物件を売り出す価格については、不動産会社
が算出する査定価格を参考にして、担当者の意見を聞いた
上で、売主さんが決定する形になりますので、急いでない
場合は、ご自身が希望する価格を考慮して決定してもいい
と思います

不動産会社に売却査定を依頼する際は、媒介契約を締結
する前に、それぞれの販売方法や具体的な売却戦略を詳
しく聞いた上で、慎重に判断することをおすすめします。